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動画の編集についての知識がなくても、簡単に行うことが出来るのがiMovieです。ただし、簡単に行う事が出来るとは言え、初めて利用するという人の中には編集や設定の方法が分からないという人もいるでしょう。特に文字入れについては、壁にぶつかる人も多いようです。文字の大きさや場所を自由にレイアウトする方法を紹介します。
iMovieで文字入れをするという場合の方法はいくつかあります。iMovieのみで文字入れをするという方法もありますが、より簡単な方法は挿入したい文字をテキストファイルとして別途作ってしまうということです。
Macの標準機能でテキストファイルを作るポイント
この時のポイントはテキストファイルの縦横サイズを動画のサイズと同じにするということです。面倒であれば揃える必要はありませんが、事前に揃えておいたほうが挿入した時の位置を簡単にイメージすることが出来ます。大きさや色などもイメージ通りに設定しておきましょう。
テキストファイルを作る時に、背景が白い状態だと動画に挿入した時にその部分の動画を見ることが出来なくなってしまいます。そのため、画像の背景は必ず透過しておくようにしましょう。テキスト部分以外のところを透過することが出来るものであれば、アプリやソフトの種類はどのようなものでも構いません。普段使用しているものなど、使いやすいものを選んで使用しましょう。 Macに標準機能は画像編集機能も持ち合わせていますので、別途ソフトやアプリを購入しなくても透過型の画像を作ることが出来ます。
背景を透過させるためには、テキスト以外の部分を選択し、その部分を除去するということになります。まずは作ったテキスト画像をダブルクリックします。そして、「マークアップツールバー」を利用して、画像の背景を透過させます。マークアップツールバーは表示されない場合は、「表示」>「マークアップツールバーを表示」をクリックします。
テキストを作ったら、透過したい部分をクリックしたままドラッグし、範囲を選択します。選択したら、「Returnキー」を押します。すると、「切り取り」という表示が表れますので、そこを押すことによって、背景を透過させることが出来ます。思い通りにできない・間違えてしまったとしても一つ前の操作に戻す事が出来るので安心です。
透過型画像を作る時には、PNGという形式で作成する必要があります。
そして、背景を透過させました。
背景を透過したテキスト画像が出来上がったら、いよいよ動画に挿入していきましょう。テキスト画像を動画内に挿入する方法はiMovieでデータを読み込み、タイプライン上の文字入れをしたい部分の動画クリップのところにドラッグアンドドロップするだけです。
ただしこれだけでは画像がズームしてしまったり、動いてしまうため、調整をするようにしましょう。トリミングのアイコンの中にある「スタイル」をフィットに変更することによって、画像のズームや動きを制御することが出来ます。
動画内に文字が常に出ている状態にするのか、動画のタイミングによって異なる文字を出したいのか、動画だけを出したいのかによって、文字が出るタイミングや消すタイミングを設定する必要があります。
iMovieのアイコンの中の最も左にあるアイコンを選択し、「カットアウェイ」のフェードを何秒にするのかを必要に応じて設定するようにします。 縦書きのテキストやテロップの位置などを自由に変えることにより、他の人とは違った印象的な動画を作成することが出来ます。まずは、色々挑戦して見ると良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。iMovieを使って動画編集をしたいけれど、難しいのではないかと躊躇している人であっても実際に行ってみると思っていた以上に簡単に編集をすることが出来るはずです。最初は時間がかかってしまうかもしれませんが、何度も行うことで操作になれてくれば編集時間を短縮することが出来るはずです。
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