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Windows 10に搭載されている標準機能は様々なファイルをDVDへ書き込むことができます。いろんな形式ファイルを無料でDVDに焼いてコピーすることができたり、仮想ドライブとして利用できます。そのため日頃から多くの人が使用しています。短時間でデータを移行することができるので、個人だけでなくビジネスシーンや様々な場面で活躍しています。今回はWindows 10でMP4をDVDに書き込み再生する方法を3種類ご紹介します。
目次
まず、MP4のDVDへの書き込み方法を、その時々で必要となるものにフォーカスして説明してまいります。
最初は、当然ながらMP4形式の動画がなければ始まりません。DVDに書き込みたいMP4を準備しましょう。なお、動画形式は様々ありますが、汎用性の高いMP4だと後々便利ですので、他の形式で保管されていればMP4に変換しておくとよいでしょう。
次に用意したいのが、MP4動画を書き込むDVD-Rです。そもそもDVDには様々な規格が存在し、それぞれの規格によって適切な用途が異なります。
DVD-Rは、記録済みデータの変更や削除のできませんが、多くのプレーヤーで再生可能かつ低価格な規格です。また、動画の長さや画質に応じて、適切な容量を選ぶ必要があります。
MP4とDVD-Rを揃えたら、データを記録できるDVDドライブを用意しましょう。DVDドライブは、DVDとパソコン間でデータをやり取りして、読み込み・書き込みをする装置です。
中には読み込み専用のドライブもあるため、DVDへの書き込みには記録可能なドライブが必要です。また、最近はDVDドライブが内蔵されていないパソコンが多いですが、その場合は外付けのDVDドライブを購入しましょう。
DVDへの書き込みには、パソコンがないとできません。パソコンを通じて、DVDドライブに命令してMP4を書き込んでいくのです。Windows、Macいずれでも構いませんので、パソコンを用意してください。
ただし、外付けのDVDドライブを使う場合、パソコンのOSと外付けDVDドライブとの対応状況は注視しなければなりません。また、USB接続するのが一般的ですので、ケーブルも併せて用意します。
最後に、DVDへ書き込むためのソフトを用意しましょう。オーサリングとは、動画をプレーヤーで再生できるように処理を施すことを指します。ただDVDに書き込んだだけでは、データ保管しているに過ぎないのです。
オーサリングソフトは様々な製品が存在します。無料のソフトも多いので、自分の目的や好みに応じてソフトを用意してください。
Windows 10でDVDディズクなどの記憶メディアにMP4を書き込みするにはいくつかの方法がありますが、用途によって書き込み方も異なるので、用途に合わせて適切な書き込み方法を選びましょう。主に以下の二つの方法があります。
1. 家庭用DVDプレイヤーでDVDを再生する
家庭用のDVDプレイヤーでDVDを再生する場合「DVD-Video」形式を選びましょう。家庭用DVDプレイヤーとパソコン両方の再生が可能です。
2. パソコンの動画、写真などのデータファイルをDVDディスクに保存する
パソコン内のファイルをDVDディスクへ保存する場合は「データDVD」形式を選びましょう。パソコンからパソコン、パソコンから対応デバイスなどデータ移行に優れています。
関連記事:DVDからMP4変換できるフリーソフト6選や変換する方法も紹介
Windows 10でMP4をDVDに書き込む際に、おすすめなのがDVD Memory(DVDメモリー)です。DVD Memoryは、「DVD-Video」形式と「データDVD」形式の両方のDVDを作成することができます。シンプルで直感的な操作画面なので、初心者も目的の機能を迷わず簡単に利用できます。
Step 1 家庭用DVDプレイヤーで再生する「DVD-Video」を作成する場合は、左上の「DVDディスクを作成」機能を選択します。そしてMP4動画を追加します。
Step 2 DVD Memory(DVDメモリー)ではメニューやチャプター部分のデザインもカスタマイズすることができます。
Step 3 最後に「プレビュー」をクリックし、作成したDVDの内容を確認します。問題がなければ、「作成」タプをクリックします。
DVD Memoryは複数の動画や写真を組み合わせることができ、オリジナルDVD作品を作成することができます。MP4やMKVなどのたくさんの動画フォーマットに対応することが可能です。
いろいろなメニューテンプレートが搭載されていて、チャプターを組み合わせて作成することができます。基本的な動画編集を行うことができ、トリミングや字幕なども追加されたり、音楽を調整することも可能です。素早くDVDメニューなしでディスクを作成することができるワンクリック機能もあります。
パソコン内の動画、写真などのファイルをDVDディスクに保存したい場合は、起動画面の左下の「データディスク」機能を利用できます。こちらの機能は動画、写真、音楽ファイルをドラッグ・ドロップするの簡単な操作でDVDのデータディスクが作成できます。
Windows 10の標準機能を使ってデータをディスクに書き込むにはいくつか手順があります。
まず光学ドライブにディスクを挿入しましょう。「ディスクの書き込み」が表示されます。USBフラッシュドライブと同じよう使用するを選択した場合、ドラッグ&ドロップを使って移動するとコピーすることが可能です。
尚、一般的なプレーヤーで再生することはできず、パソコンでの再生になります。MP4などを簡単に書き込むことができるので便利です。DVDプレーヤーで使用するを選択するとほとんどのパソコンで再生することができます。
DVDディスクへ書き込みたいデータを右クリックし、コンテキストメニューから送るを押し、光学ドライブを選択することが可能です。光学ドライブにおいてディスクに書き込む準備が出来たファイルとして表示されるので、管理タブから書き込みを完了するをクリックします。書き込み速度やタイトルを入力し、次へを選択しましょう。ディスクへ保存されるまで待ち終了です。
Windows Media Playerを使えばDVDディスクへ映像や写真などのデータを保存することが可能です。まずディスクに書き込む写真をピクチャーのフォルダへ移しておきましょう。次に書き込み用ディスクを光学ドライブに挿入し、スタートメニューから実行します。見つからない場合コントロールパネルから設定することが可能です。
ピクチャーフォルダには先ほど移動した写真や映像などが読み込まれているので、書き込みをクリックします。書き込みディスクをデータCDまたはDVDに変更し、書き込みたいアイテムをドラッグ&ドロップで書き込みリストに移動しましょう。開始をクリックし、しばらく待つと完了です。
※上記の方法2と3は「データDVD」形式のデータディスク作成方法の紹介なので、家庭用DVDプレイヤーでの再生はできません。
関連記事:Windows Media Playerでファイル形式変換はできる?具体的な方法と代用ツールについて徹底解説!
基本的な機能としてのDVDメニュー作成において、プロと同じくらい本格的なメニューを作れるソフトです。あらかじめ用意されたテンプレートも豊富にありますが、独自のDVDメニューが作成可能なのが特徴的です。
以下、書き込み方法を説明いたします。
手順1. ①DVD作成のプロジェクトを設定する。②「OK」をクリック。
手順2.①DVDメニューを設定する。②「OK」をクリック。
手順3.画面下部のスペースに書き込みたいMP4ファイルをドラッグ&ドロップする。
手順4.①MP4が追加されているかチェックする。②書き込みアイコンをクリック。
手順5.①書き込み時の設定をする。②「開始」をクリックすると、DVDへの書き込みが始まる。
シンプルなインターフェースと、シンプルなユーザビリティで、直感的に操作してDVD作成できるフリーソフトとなっています。初心者の方や面倒なのが嫌いという方にはおすすめです。
以下、書き込み方法を説明いたします。
手順1. 画面右側の「Add title」をクリックし、書き込みたいMP4ファイルを選択して取り込む。
手順2.①「Project settings」「Menu settings」から、各種の設定をする。②「Create DVD」をクリックするとDVDへの書き込みが始まる。
DVDディスクにはいくつか種類があり「+」と「ー」があります。特に性能に差はありませんが、最近では「ー」が主流で「+」はあまり使われていません。
DVD-RとDVD-RWの違いはDVD-RWの場合は書き込んだものを削除したり再度記録することが可能です。DVD-RWはやや高価なので、目的に合わせて購入すると良いでしょう。
DVD-Rの場合は片面1層で、記憶容量4.7GBになっており記録回数は1回です。DVD-RWの場合は片面1層で、記憶容量4.7GBになり記録回数は1000回になっています。
用途によって容量や使用回数などを選びましょう。
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最後に、DVDにMP4を保存するときの注意点について押さえておきましょう。
画面比率を「アスペクト比」と言ったりしますが、映像の縦横比のことです。今はほとんどの映像が16:9の画面比率になっています。家庭のテレビでの視聴なら16:9で問題ありませんが、その他の方法で視聴するならあえて他の比率にする可能性もあります。そのため、念のためこれから保存しようとしている動画の比率をチェックしてみてください。
MP4動画をDVDに書き込んだあとにテレビで見ると、画質が綺麗ではないと感じることがあります。要因はいくつかありますが、一つには書き込みソフトの性能の問題があります。特にフリーソフトだと限界があります。画質にこだわるなら、高画質に対応した高性能なソフトを用意しましょう。
パソコン上で動画を視聴すると問題ないのに、DVDに焼いてからプレーヤーで視聴すると、音ズレしているという場合がよくあります。これは、動画の映像部分が可変ビットレートであったり、音声部分のサンプリングレートを変えていたりが原因であることが多いためです。動画を固定ビットレートに変換しておく、サンプリングレートを維持する、といった方法で対処できます。
Windows 10を利用すると簡単にMP4をDVDに書き込むことが可能です。標準装備されているので無料で利用することができ沢山の人が活用しています。また、機能数や操作画面、使えるデザイン素材などで選ぶと、DVD Memory(DVDメモリー)などのソフトが役に立つかもしれません。DVD作成やDVDディスクを用いたデータ移行を頻繁に行うのであれば有料版もチェックしてみましょう。また、DVDについての関連記事もあるので是非参考にしてみて下さい。
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