Oct 12,2021 17:28 pm / カテゴリー: 光学ディスク
DVDディスクの種類は大きく分けて2つあります。1度しか書き込みができないDVDディスクと、何度でも書き込み&読み込みができるDVDディスクがあります。
そしてさらに細かく見ていくと、それぞれに特化したDVDディスクが販売されています。書き込める容量や読み込み速度などが異なり、DVDへ焼きたい動画によって、選び方を変える必要があります。
また種類によってDVD容量が異なっているため、一部データを書き込めない場合などもあります。DVDへ焼く前に一度確認しておく必要があります。
DVDディスクにはDVD-R、DVD-R DLとDVD-RWの3つの種類が存在し、それぞれ書き込めるデータの内容や、書き込めるデータの容量などが異なります。
DVD-Rは一度だけしか書き込みが行えないディスクで、一度書き込んだ内容は変更したり上書き保存することができません。読み込み自体は何度でも可能なので動画などを長期的に保存しておきたい場合に向いています。
DVD-R DLはRと同じように一度のみの書き込みに対応していますが、容量が8.5GBでRの4.7GBのおよそ2倍です。保存できるデータ量が増えるため高画質な動画や再生時間の長い動画を保存する際に最適です。
DVD-RWは書き込みの回数が制限されておらず、ディスクが壊れるまで何度でも書き込みや上書き保存が行えます。また著作権保護規格にも対応しているので、通常のディスクには保存できない著作権で保護されたデータなども保存することが可能です。しかしRWのディスクで書き込みや読み込みを行う際には、専用の規格に対応したドライブが必要になります。
DVD-Rディスクは4.7GBの容量までしか対応しておらず、一度書き込んだ内容を変えることはできません。しかし逆に削除したくないデータを書き込むことで、有効的に活用することが可能です。基本的にはフォーマットなどをしない限り保存したデータが消えないので、長く保管しておきたい映像やデータを残しておく場合に役立ちます。
DVD-R DLも同じように一度書き込んだデータは削除できない仕様ですが、容量が2倍になっているので大容量のデータや長時間録画した映画や、映像、ドラマなどを扱う際に便利です。
DVD-RWの特徴は著作権保護規格に対応していることで、テレビ番組を録画したデータなどの、通常のDVDには保存できないデータや映像を保存できます。通常のDVDではビデオカメラで撮影した映像などしか保存できませんが、RWなら著作権で保護された映像も問題なく書き込めます。最大で1000回程度の繰り返しの書き込みにも対応しているので、短期間でデータを上書きするなどの使い方でも問題ありません。
DVD-RやDVD-R DLの規格ディスクを使用する場合には、基本的にはどこのメーカーのどのドライブでも、問題なく書き込みと読み込みが行えます。
①しかしDVD-RWの規格では最大で1000回までの書き込みと著作権保護規格に対応しているため、RWに対応しているドライブでしか使用できません。DVDプレイヤーなどの機器で再生する場合についても、RやDLなら基本的には問題ありませんが、DVD-RWの場合には一部の製品で対応していない場合があります。
②DVDに焼く前に使用するDVDの規格と、使用しているDVDドライブやDVDプレイヤーの規格を確認して、それぞれが対応していることを確認する必要があります。どちらかが対応していないとDVDを焼くことができないので注意しましょう。
③またDVD-RとDVD-R DLについては通常のドライブでも書き込みや読み込みができますがDVDにデータを焼く場合には、一度焼いたデータを変えることができないので間違いがないかを確認する必要があります。
④DVDにはRやDLやRWなどの規格があり、RとDLでは様々なドライブとプレイヤーに対応していますが、RWでは一部の製品にしか対応していないので互換性について注意が必要です。
⑤書き込み回数についてもRとDLでは1回までの書き込みにしか対応しておらず、一度DVDに焼いてしまうとデータを書き換えることはできません。
> DVD作成の基本とコツ > 光学ディスク > DVD焼く前にDVDの種類・容量・選び方を確認してみよう!
鈴木
編集