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Mar 30,2022 10:30 am / カテゴリー: 光学ディスク

DVDに用いられる規格PALとNTSCの違いとは

一般的に広く普及しているDVDは、ある規格に基づいて作成されています。

そしてその代表的なものにはPALとNTSCが挙げられ、厳密にはDVDに限らず広い映像を対象としています。

DVDを購入する際にリージョンコードという単語を目にしたことがある人もいるかもしれませんが、そこにもこれらの規格が関わっています。

NTSC:テレビのために考えられた規格

映像はたとえ現実世界を取り扱っているものでも、アニメーションに代表されるパラパラ漫画のような、少しずつ異なる風景を高速で切り替えることで動いているように見せています。その単位をフレームと言いますが、1秒間におよそ30のフレームを詰め込んだものがNTSCです。

具体的にはコンポジット信号というもので、テレビに付き物の黄色と白のコードでテレビを繋いで映像が送受信されます。ブラウン管テレビの画面を近くで見てみると、小さな光の粒で映像が成り立っていることがわかります。その性質を活かして、受信する信号の量を圧縮させる効果などがあります。

NTSCと日本との関係

NTSCはテレビによる商業放送が開始される段階で定められ、まだ映像がモノクロで配信されていた頃から続いていて、カラーが主流になった現代でも使用されるという、長い歴史を伴った規格です。様々な方式が乱立するのを防ぐことも目的のひとつとされました。

日本では地上アナログ放送時代に使用された規格として有名で、地上デジタルに移行されてからはテレビ通信のために使われることはありません。しかしDVDなど映像パッケージでは未だ現役で、日本や北米などは基本的にNTSCを使用することが多いです。

後から作られたPAL規格

比較的後の時代に誕生したPALは、1秒当たりのフレーム数が25に定められています。信号の一部を反転することが特徴で、その性能を活かしてある程度の誤差を修正することができます。始めからカラー映像を取り扱うための考えられていて、色の表現には秀でています。

PALは使用される地域によって様々なバリエーションがあり、中にはNTSCと組み合わせて使われることもあります。NTSCと同様に対象となる地域は異なりますが、地上アナログで活躍し、DVDでも使われている点も共通です。

PAL方式の映像を再生する場合

主に使用されるのはヨーロッパや中国にオセアニア圏などで、NTSCとは境界線が引かれています。規格が全く異なるため、同じディスクに見えても機能面で互換させることができません。例えばPALで作られたDVDを輸入するなどで手に入れて、日本で作られたプレーヤーに挿入しても、再生は不可能です。

ただこれは専用のプレーヤーの話で、これらの規格が関係してこないパソコンにはあまり影響がありません。近年ではDVDをパソコンで再生することも少なくないため、対応できる場合が多いです。

PALとNTSC―方式の違いによる色のずれ

NTSCとPALを比較した場合の代表的な違いには、表示する色がずれてしまうという現象が挙げられます。

いずれの場合でも信号を受信して映像として映し出しますが、NTSC側の弱点と言えるもので、間に信号を増幅させる機械やフィルターなど、何らかのものを挟むと起こりやすいです。これは間に挟んだ部分で歪みが生じることが原因で発生します。

しかしPALであれば信号の一部が反転していることによる自動修復機能が働くため、多少の歪みであればずれずに済みます。ただ歪みが大きければ対応できないことはあります。

ヒント

NTSCとPALは歴史も機能も大きく異なりますが、使用に関係してくるのは地域の違いが大きいはずです。もしDVDを取り扱っている際にこの2つのどちらかを選択しなければならないような状況になったら、再生する地域に合わせて判断すると良いでしょう。日本であればNTSCを選んでおくと、困ることはほとんどありません。


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鈴木

編集

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