May 17,2022 11:07 am / カテゴリー: DVD焼く方法
近年スマホのカメラ性能が大幅に上昇したことで多くの人がハンディカムのビデオカメラではなく、スマホで日常的に動画を撮影する機会が増えました。これらの撮影データはスマホ、タブレットはもちろんPCでも楽しめます。
しかし、MP4やMOVファイルなど一般的なスマホ、携帯電話で撮影した動画データをDVDにそのまま焼いても見ることはできず、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
やり方と適切なソフトさえあればDVDを作成し観て楽しむことや、保管することは難しいことではありません。この記事ではスマホや携帯で撮影した動画データをDVDに焼く方法について紹介します。
目次
携帯電話やスマホの動画をDVDに焼く大きなメリットは以下の4点です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
家族や恋人、友人と旅行や結婚式の思い出などをケータイやタブレットの小さい画面ではなく、自宅のテレビやホームシアターなどの大画面で楽しめるのがメリットです。
1度DVDに焼いてしまえばテレビの脇に置いておき、思い立ったら何度でも楽しめます。自分たちの思い出であれば簡単な編集でもえてして盛り上がるものですよね。
ついつい動画を撮りすぎてスマホのストレージ(容量)残量が常にギリギリ。という方も多いかもしれません。データが多くなるとストレージを圧迫することはもちろん、メモリも圧迫して動作が緩慢になってしまう場合があります。
データを外に出してスマートフォンから元データを削除すれば心おきなく新しい動画が撮影できます。
スマホは常に持ち歩くものです。便利な半面紛失や故障のリスクは隣り合わせですね。いざというとき大事な動画までなくなってしまうのを避ける意味でバックアップを取っておくのがおすすめです。
PCの容量も圧迫せず、何枚でも増やせるDVDはバックアップに最適です。
結婚式やライブなど自分の撮影した動画を配りたい場面でも役立ちます。DVDは老若男女問わず多くの人が扱いやすい点、気軽に見られる点、保管が容易な点などからおすすめです。
DVDに焼く前にまずは携帯電話やスマホの動画をパソコンに取り込む必要があります。いくつか方法があるので代表的なものをここで一つずつ確認していきましょう。自分に合った楽な方法が見つかるはずです。
最も一般的な方法はPCとスマホをUSBケーブルで繋ぎ、転送する方法です。
USBにも「A」「C」「micro」「Lightning」など種類があるので自分の環境に合ったものを選択してください。動画データは写真や音楽ファイルより重いため「USB3.1」規格のケーブルが、転送速度が早くオススメです。
①AndroidとパソコンをUSBケーブルで繋ぐ
②USBによるファイル転送の許可が通知されるので許可する
③「ファイル転送」を選択
④Andoroidが外部ドライブとして認識されるのでPCのフォルダから開く
⑤転送したいファイルをPCにコピー&ペースト
①iphoneとPCをUSBケーブルで繋ぐ
②ファイルの転送をiphoneで許可
③iphoneが外部ドライブとして認識されるのでPCのフォルダから開く
④転送したいファイルをPCにコピー&ペースト
クラウドアプリを使って動画をパソコンに転送できます。
代表的なものだけでもDropbox、icloud(iphone)、Googleフォト、Amazon Photosなど多くのクラウドアプリがあり、転送の容量制限があるという場合もありますが基本的に無料で使えます。
スマホ側から自動でクラウドにアップロードされるような設定にしておけば、いちいち転送しなくてもPCからダウンロードするだけで動画ファイルの転送が済むのが最大のメリットです。
また、ファイル転送アプリも最近は使い勝手が良くなってきているためUSBケーブルがないような状況では役立ちますが、転送速度は有線に劣るので長い動画や解像度の高い動画の場合は注意してください。
apple製端末同士(iphone→macなど)の場合はAirDropで簡単に動画を転送できます。
①iphone側「写真」アプリから転送したい動画を開く
②左下の共有タブから「AirDrop」を選択
③近くにあるデバイスが表示されるので自分のmacpcを指定
慣れればシンプルかつ転送速度も早いので重宝します。
転送した動画をDVDに焼く際にオススメなのがDVD Memory(DVDメモリー)です。DVD Memoryはシンプルかつ直感的な操作ながら、動画編集機能まで兼ね備えており、初心者の方から上級者の方まで幅広く利用できます。
実際にDVDに焼く工程を「DVD Memory」、「Windows 10標準機能」それぞれ見ていきましょう。
Step 1ファイルの読み込み
DVD Memoryを起動したら左上の「DVDディスクを作成」をクリックしましょう。
あらかじめPCに転送した、DVDに焼きたい動画を読み込みます。
写真、音楽ファイルも含めてほとんどのフォーマットに対応しているので何でも読み込んで大丈夫です。
Step 2編集
編集作業はスキップすることもできますが、オリジナリティを出すなら必須項目といえるでしょう。「動画編集なんて大変そう」というイメージがある方もご安心ください。DVD Memoryなら直感的でシンプルに高度な編集ができます。
メニューも豊富なテンプレートがあらかじめソフトにインストールされているので、少しの手間で”作り込んだ感”のあるDVDが出来上がります。
Step 3完成
最後に「プレビュー」タブで内容を確認し、よければ「作成」で完成です。
ファイルを変換するような難しい作業も一切ありませんね。
Windows 10の標準機能で動画をDVDに焼く場合、「データDVD」形式で焼く方法しかなく、一般的な家庭用DVDプレイヤーでは再生できません。
動画を観て楽しむのではなく、データとしてバックアップや保管用になる点に注意が必要です。
Windows 10の標準機能で動画をDVDに焼く方法は2つあります。
まず書き込み用ディスクをドライブに挿入しましょう。
スタートメニュー、もしくはコントロールパネルに挿入したDVDが表示されます。
書き込みたい動画の収納されているフォルダで書き込みをクリック。書き込みディスクを「データCDまたはDVD」に変更し「書き込みリスト」に追加して開始をクリックすれば完了です。
まず書き込み用ディスクをドライブに挿入しましょう。
「ディスクの書き込み」タブが表示されますね。「USBフラッシュドライブと同じように使用する」を選択し、ドラッグ&ドロップでコピー完了です。
こちらも非常に簡単ですがやはりデータDVDになってしまうので家庭用DVDプレーヤーでは再生できません。
DVDは少しのことに注意して保管するだけで長期の保管が可能です。逆に雑に扱ってしまうとわざわざ移したデータが破損してしまったり、消失してしまったりする恐れがあります。一般的には保存状況が悪いと最短10年で劣化してしまうと言われています。
最後にDVDを保管する際の注意点について3つ確認していきましょう。
DVDの記録面である裏側をきれいに保つよう注意しましょう。DVDは記録面にデータを書き込み、それらを読み込むことで動画や音声を再生できるような仕組みになっています。
記録面の汚れ、傷、ホコリなどによってデータが壊れてしまったり、消えてしまったりする可能性があるためなるべく触れず、汚れてしまったときは専用のクリーナできれいにするようにすると長期の保管が見込めるでしょう。
また、保管時もDVDを裸で置いておくなどはNG。専用のケースに入れるなどして裏面をきれいに保つように心がけると良いでしょう。
DVDの保管場所にも注意が必要です。
直射日光や高温多湿が避けられるテレビ台や引き出しに保管しましょう。DVDは紫外線を吸収する性質があるため日光は大敵です。また、湿度が高いとカビが生えてしまう恐れがあります。
風通しがよく、日光が当たらないポイントで保管することで長期保管が可能です。
DVDを寝かせて保管することもやってしまいがちですが、長期保管するなら避けたほうが良いでしょう。
DVDの上にDVDを重ねる、もしくは他の何かを置いてしまうことでDVDが歪んでしまう恐れがあるからです。1枚だけ寝かせておくのであれば問題ありませんが幅をとってしまうのでなるべく縦にして保管すると覚えておくと良いですよ。
携帯やスマホの動画をDVDに焼く方法の記事はいかがでしたか?スマホで動画を撮影するのは気軽で便利ですが、ただ撮るだけでは活かしきれているとは言えません。DVDに焼いてみんなで楽しみ、共有することで思い出が更に活きてくるはずです。
また、DVDを焼く前に軽く編集をするだけで動画の見栄えは激変します。エンコードから編集、DVD作成まで簡単にできるDVD Memoryの無料版を早速ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
> DVD作成の基本とコツ > DVD焼く方法 > 携帯やスマホの動画をDVDに焼く方法
鈴木
編集