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お気に入りの楽曲をダウンロードした時、PCやスマホ上だけではなく、持ち運んで好きな場所・好きな時に聞きたいと思ったことはありませんか?
そのような時の手段の一つとして、自分でCDを作成する方法があります。PC1台あれば簡単にオリジナルのCDを書き込み、自由に持ち運ぶことができます。ここでは、itunesやフリーソフトを利用して、自分でCDを作る方法について解説します。
自分でCDを作るためには、いくつか必要なものがあります。まず音源となる音楽ファイル、CDの読み書き可能なドライブが使えるPC、そして編集用のソフトとCDを焼くためのライティングソフトです。まずは、これらのデータとツールを準備しましょう。
apple社の提供する音楽配信アプリであるitunesには、ダウンロードしたり取り込んだりした楽曲を使ってCDを作成できる機能が搭載されています。その手順は以下の通りとなります。
ミュージックライブラリから「プレイリスト」タブを選択し、「+」アイコンをクリックして追加したい音楽ファイルをウィンドウ内にドラッグ&ドロップします。
PCのドライブに空のCDをセットし、itunesの「プレイリスト」を選択、CDに焼きたいプレイリストを一覧から右クリックで選択してポップアップメニューから「プレイリストからディスクを作成」を選択します。「ディスク作成設定」のサブウィンドウが表示されるので、フォーマット形式を選択して、「ディスクを作成」ボタンをクリックします。
これでしばらく待てば、CDが完成します。
itunesを使うメリットとしては、80分以上の長時間の収録が可能なことや、基本的エンコードの必要がないことが挙げられます。一方で、プレイリスト単位でCDを作成するため、多少自由が利きにくい面もあります。
itunes以外にも、インターネット上で配布されているフリーソフトを使ってCDを作ることもできます。例えば、windowsであれば、media playerなどのアプリが公式からも配布されており、CDなどからの取り込みや、CDへの書き込みがおこなえます。
media playerの場合、メニューウィンドウで「書き込み」タブをクリックし、「書き込みオプション」から「オーディオCD」を選択、書き込みたい音楽ファイルを「再生リスト」や「音楽」の一覧から選択し、画面右側の「書き込みリスト」にドラッグして書き込みたい音源ファイルをファイル単位で追加していきます。
書き込みたいファイルを選択し終えたら、「書き込みの開始」をクリックすると、CDへの書き込みがスタートします。
フリーソフトのメリットは、なんといっても無料で使用できることです。無料であっても高性能なソフトもあり、たくさんのソフトの中から自分の使いやすいものを選んで使用することができます。一方、フリーソフトを使用する場合には注意も必要です。フリーソフトは企業などが製品版の機能限定版や試用版のものもあり、そうしたソフトは購入しないと一部の機能がロックされている場合があります。また、インターネットで配布されているフリーソフトの中には、ウィルスなどが含まれた悪意のあるソフトも存在するため、よく吟味してDVD Memoryのような信頼のおけるものを選ばなければなりません。
ダウンロードした音楽ファイルをCDに焼くことは特に法律に触れることはありません。しかし、ダウンロードした音楽ファイルは著作物にあたるため、作成したCDを他人に譲渡したり販売すると違法になってしまいます。作成したCDは、あくまで個人で楽しむためだけに利用するようにしましょう。特に、不要になったものをフリマなどで処分する際には注意が必要となります。
itunesやフリーソフトを使用することで、お気に入りの曲を集めた自分だけのCDを作成することができます。簡単な手順でオリジナルCDを作成することができますが、作成したCDを他人に譲ったり、フリマなどで売却すると違法になる場合があります。不要になったオリジナルCDは譲ったり売却したりせずに、責任をもって廃棄しましょう。
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