CDを焼く際におすすめの無料ソフトの紹介
MP3、WMAなどの音声ファイルで保存してある音楽は、パソコンやスマートフォンで聴くことができます。プレーヤーでも聴きたい場合には、専用のアプリケーションソフトを利用して音楽CDに焼く必要があります。光学ドライブを搭載したWindowsパソコンであれば、無料または有料のツールを活用してディスクに焼くことができます。
本記事の主な内容は、以下のとおりです。
Part1. [Windows用]トップ4:無料CD焼くソフト
光学ドライブを搭載したパソコンがあれば、簡単にデータをCDやDVDに書き込むことができます。Windowsパソコンの標準機能を利用すれば、コンピュータでファイルを読み取れるデータディスクが簡単に作成できます。
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スライドショー作成、音楽CD、無劣化でデータディスク作成
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保存形式は自由に選択可能。DVDディスク、DVDフォルダ、またはISOイメージファイルの書き込みに対応
プレーヤーで再生ができるオーディオ(音楽)ディスクはデータ用ディスクとは違う形式なので、専用のツールがなければ焼くことができません。Windowsパソコンを利用している方であれば、専用の無料ソフトを入手してプレーヤーで再生が可能な音楽CDを作成することができます。まずは、Windows向けの無料のCD書き込みソフトを4つ紹介いたします。
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Windows Media Player
Windows Media PlayerはWindowsに標準でインストールされているソフトで、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。動画や音楽の再生をする際に使用されるプレーヤーですが、CDに書き込む機能も搭載されています。
起動すると再生モードの画面が表示されますが、「書き込み」タブに切り替えると光学メディアに焼くことが可能です。「書き込みモード」に切り替えてからMP3などの音声データを開いてリストを作成し、順番を指定したら空のディスクを挿入して「書き込みの開始」ボタンをクリックします。普段パソコンで聴いている音楽をプレーヤーで聴きたい時に便利です。
Windows Media Playerは操作が簡単ですが、データディスクの書き込み機能が付いているので注意が必要です。設定画面を開くボタンが分かりにくい場所にあるので、間違えてデータディスクを作成してしまう場合があります。
以下、書き込み方法を説明いたします。
1. ディスクドライブに空のCD-Rを挿入しておく。CDへ焼きたい音楽ファイルを右クリックし、「追加」→「書き込みリスト」の順にクリック。この手順を繰り返して、CDに焼きたい楽曲を追加する。
2.「書き込みオプション」をクリックし、「オーディオCD」をクリック。
3.「書き込みの開始」をクリックすると、CDへの書き込みが開始する。
BurnAwareは、最新版のWindows10にも対応しています。シンプルな書き込みソフトで、CDへの書き込みに対応しています。書き込みに関する機能の他はあまり搭載されていないため、ディスクへの書き込みに特化したソフトと言えます。もちろん、書き込み機能は十分備わっていますので、実用性の高いソフトとなっています。
操作方法はシンプルで、書き込み予定の曲を開いてリストを作成して右下の赤いボタンをクリックするだけです。このソフトは操作方法が簡単で低スペックのPCでも動作が軽快ですが、最低限の機能しか付いていません。
以下、書き込み方法を説明いたします。
1.「オーディオCD」をクリック。
2. ①「+」アイコンをクリックし、CDに焼きたい音楽データを追加する。②「書き込み」をクリックすると、CDにデータが書き込まれる。
iTunesも無料で光学メディアに書き込みができるおすすめのソフトです。iTunesはWindows版が無料で配布されていますし、iPhoneのバックアップなどにも便利です。
操作方法ですが、最初に殻のディスクをドライブにセットしてからiTunesを起動しましょう。「ファイル」「ファイルをライブラリに追加」に進んで音声データのファイルを開いてリストを作成し、「ファイル」「新規」「プレイリスト」を選択して画面右側に書き込みをしたい曲のタイトルをドラッグします。
書き込み予定の音楽を選んでリストが完成したら、「プレイリストからディスクを作成」をクリックして書き込み作業を開始します。曲の間隔などを細かく設定することができます。iTunesは機能が豊富ですが操作方法が面倒で、“手軽”には使えません。iTunesは上級者向けのツールです。
Windows 10ユーザーの方は、Windowsの標準搭載の機能を使えばCDへ書き込み可能です。手順もまったく難しくなく、手軽に書き込みたいという方にはぴったりではないでしょうか。
以下、書き込み方法を説明いたします。
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ディスクドライブに空のCD-Rを挿入しておく。音楽ファイルを右クリックし、「送る」→「〇〇ドライブ(ディスクドライブの名前)」の順にクリック。
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「ディスクのタイトル」にCDの名前を入力し、「CD/DVDプレーヤーで使用する」を選択して「次へ」をクリック。
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上部の「管理」タブ→「書き込みを完了する」をクリック。「次へ」を選択してしばらくするとCDへの書き込みが完了する。
Part2. [Mac用]トップ3:無料CD焼くソフト
Macの標準機能である「Finder」を使ってCDへの書き込みが可能です。操作方法は難しくありませんので、Macで最も手軽にCDを焼く手段と言っても過言ではないでしょう。
以下、書き込み方法を説明いたします。
Windows Media Playerは操作が簡単ですが、データディスクの書き込み機能が付いているので注意が必要です。設定画面を開くボタンが分かりにくい場所にあるので、間違えてデータディスクを作成してしまう場合があります。
以下、書き込み方法を説明いたします。
1. ディスクドライブ等を接続して空のCD-Rを挿入。ダイアログが表示されるので、ポップアップメニューをクリックして「Finderを開く」を選択。
2.空のCD-Rをダブルクリックし、音楽ファイルをウィンドウにドラッグ&ドロップする。必要に応じてファイルを並び替え、名前を変更する。
3.「ファイル」→「〇〇(CDの名前)のディスクを作成」の順にクリックし、指示に沿って操作するとCDに書き込まれる。
同じくMacの標準搭載されているアプリケーションである「ミュージック」を使っても、音楽データをCDに焼けてしまいます。方法としては、ミュージックアプリのプレイリスト作ってからCDに書き込んでいくのですが、日常的にミュージックアプリを使用していれば、プレイリストは既にあるでしょうから、簡単に書き込めます。
以下、書き込み方法を説明いたします。
1. あらかじめプレイリストを作成し、楽曲を追加しておく。
2. プレイリストを右クリックし、「プレイリストからディスクを作成」をクリック。
3.ディスクフォーマットで「オーディオCD」を選択し、「ディスクを作成」をクリックすると、CDに書き込まれる。
この「Burn」は大変シンプルな無料のCD/DVD書き込みソフトです。シンプルがゆえに書き込みの他の機能はないのですが、非常にわかりやすいインターフェースのため、直感的に操作ができ、初心者向けと言えるでしょう。
以下、書き込み方法を説明いたします。
1. ウィンドウ上部の「オーディオ」を選択し、ウィンドウ右上のプルダウンで「オーディオCD」を選択。
2. ウィンドウ左下の「+」からCDに書き込みたい音楽データを選択・追加し、「ディスク作成」をクリック。
3. 次画面でも「ディスク作成」をクリックすれば、CDに楽曲が書き込まれる。
Part3.【Win&Mac両用】最適なCD焼くソフトとは
ここまで無料で使えるCDを焼くソフトを6つ紹介してまいりましたが、WindowsでもMacでも使える一番オススメのソフトを紹介いたします。それが「DVD Memory」です。 DVD Memoryを利用すれば、操作方法が簡単で便利な機能を備えています。
操作方法は非常に簡単です。
Step 1DVD Memoryを起動すると最初に操作を選択しますが、一目で分かるようなボタンをクリックするようになっています。音楽CDの場合は音符のマークが付いたボタンを選べば良いので、間違える心配がありません。
Step 2書き込みをしたい音楽ファイルを画面内にドロップして右下にある「作成」ボタンをクリックするだけです。MP3やWMAなどの異なる形式のファイルが混在していても、問題なく書き込みが可能です。プレイヤー機能が付いているので、焼く前に確認をすることもできます。
単に音楽CDを作成するだけであればフリーソフトでも可能ですが、無料ソフトは操作性・機能面で何らかのデメリットがあります。DVD Memoryは初めての方でも直感的に操作ができ、対応するフォーマットの種類が多いという点で無料ソフトよりも優れています。DVD MemoryにはブルーレイDVDの作成機能も備えているので、CDやDVDを焼く機会が多い方におすすめです。
Part4.CD焼く際のよくある質問
最後に、CDに音楽データを焼く際のよくある質問について、3つほど見ていきましょう。
①音楽CDを焼くのに適したCDの種類はなに?
CD-ROMやCD-R、CD-RWなど様々な種類がありますが、音楽CDとして焼くならCD-Rが最も適していると言えるでしょう。CD-RWでも音楽CDを作成できますが、対応していないプレーヤーがあり、再生できないケースが考えられるためです。
②CDに焼いたのにプレーヤーで再生できないがどうしてか?
上記①も原因の一つですが、他にはCDへのデータの焼き方が誤っていた場合が考えられます。
音楽データをCDに焼く場合、通常のデータとして記録する方式と、音楽CDとして焼く場合の2通りあります。つまり、プレーヤーで再生するには音楽CDとして焼く必要があるのです。もしデータ記録用として焼いた場合は、プレーヤーで再生できませんので注意が必要です。
③CD-Rに焼いたあとに音楽データを追加できないがどうしてか?
CD-Rは、通常は一度焼いた後でも追加でデータを焼けるようになっていますが、もし追記できないように設定してデータを書き込んでいた場合、データを追加できません。これを「ディスクアットワンス」または「シングルセッション」と呼んでいますが、この場合は書き込んだ後に空き容量が残っていたとしても、残った部分にデータを追記できません。
まとめ:CD焼くならDVD Memoryがおすすめ
音楽データをCDに焼ける無料ソフトを紹介してまいりました。現在はあまりCDに焼くという機会も少なくなったと思いますが、この記事をご覧いただいているということは、CDを焼く必要性のあるということでしょう。もし、今後も頻繁にCDを焼く必要があるという場合には、DVD Memoryがおすすめのソフトになっています。ぜひ使ってみてください。
DVD MemoryでCDを焼く紹介デモがご覧になれます。