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WindowsでDVDを再生するのは今や有料のソフトを購入しないとなりません。しかし有料のソフトでも再生できないというトラブルが発生してしまいます。主な原因はDVDメディアやドライブ、アプリケーションなどにありますが、DVDが再生できない原因とその確認方法、そしてDVDが再生できないトラブルを未然に防ぐ注意点などを紹介します。
かつてWindowsのDVDプレイヤーは標準機能として搭載されていましたが、Windows8の時代から標準でインストールされなくなりました。そしてWindows10では有料版のプレイヤーがマイクロソフトから提供されています。このDVDプレイヤーですが、希に再生ができない事象が起こってしまいます。DVDが再生できない場合にはいくつかの原因が考えられます。
まず一番最初に考える原因はDVDメディアの異常です。レーザー面に記録するDVDは傷などの環境によって再生できなくなる場合があります。また、記録されているフォーマットがWindowsで再生できないフォーマットになっている場合も再生はできません。
次に考えられる原因は、DVDドライブの異常です。Windowsのパソコンは精密機械です。ノートパソコンであれば持ち運びなどをする機会が多いため、移動中にDVDドライブを破損させてしまうことも考えられます。デスクトップパソコンでは埃などが詰まって動作不良を起こしてしまうことも考えられます。
WindowsのDVDプレーヤーはアプリケーションをパソコンにインストールする仕様です。インストールされたアプリケーションが正しく動作していないことも原因として考えられます。DVDメディアが正常で、ドライブにも異常が見当たらない場合にはアプリケーションの動作不良を疑う事も必要です。WindowsのDVDプレイヤーで再生できない原因はこの3つがほとんどです。
DVDメディアの異常が原因であることを検知する方法は、他のメディアで正しく再生することができるかを試してみる方法です。また、Windowsで再生できなかったDVDメディアが他の再生機器で再生できるかを試して見ることで判別できます。もし、Windowsだけで再生できない場合には、メディアクリーナーなどを用いてディスク面を清掃する事で再生可能になるケースもあります。DVDメディアの取り扱いには日頃から十分に注意することが必要です。保管するときには適切な温度と湿度のもと、ケースに入れて保管する事で再生不良のリスクを低減させることができます。
DVDドライブの異常は主に光学ドライブが原因となっているケースが多く、ノートパソコンなどドライブを開けた際に光学ドライブがむき出しになるタイプは注意が必要です。汚れや埃がつきやすいため、クリーナーなどで清掃する事で解決することもあります。他のDVDメディアが再生でできるのであれば、光学ドライブの汚れが原因です。ドライバーが認識しないケースもあります。この場合には、DVDドライバーをWindowsパソコンに再インストールする事で解決できる場合もあります。再インストールが不可能な場合には、パソコンを初期化すればもとに戻すことができます。
最後にアプリケーション異常の場合の対処方法ですが、アプリケーションを再インストールする方法が最も適切です。アプリケーションをアンインストールしてから、再度最初からインストールし直します。アプリケーションの管理は注意を払っても突然動作不良が起こるケースがあるため、再インストールする事を想定して、インストール時の説明書などは保管しておく事をおすすめします。
WindowsのパソコンでDVDを再生する事ができなくなった場合には、DVDのメディア、DVDドライブ、再生アプリケーションの3つのどれかに異常があることがほとんどの原因です。メディアやドライブに異常がある場合にはクリーナーなどで解消させることができ、アプリケーションの異常には再インストールが有効です。パソコンやDVDメディアの取り扱いに注意をはかることで再生不良のリスクを低減させることができます。
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