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海外からDVDを購入して、自宅の機器で再生しようとしても、まったくうまくいかなかった経験がある方もいるはずです。ほかのDVDは再生されるので、購入したDVDがおかしいと結論づけた方もいるでしょう。しかし、DVDには何も問題はなく、リージョンコードに問題があったのかもしれません。これからも海外から購入しようと考えているのなら、リージョンコードのことは知っておいたほうがよいです。
DVDにはリージョンコードというものが設定されていて、日本は『2』になっています。そして、DVDを再生する機器にもリージョンコードが設定されています。もちろん、DVDは『2』なのですから、日本の再生機器も『2』になっています。そして、DVDと再生機器のリージョンコードがあっていない場合は、再生できない状態になるのです。例えば、アメリカで販売されているDVDのリージョンコードは『1』なので、日本で販売されている機器では再生することはできません。
ただし、海外のDVDがすべて再生できないというワケではないので安心しましょう。日本と同じリージョンコード『2』を使っている国のDVDならば、問題なく再生することが可能です。国によって番号は異なるので海外からDVDを購入するのなら、最初にチェックするようにしましょう。
DVDのリージョンコードの確認はとても簡単で、パッケージを見れば記載されています。さらにディスクにも表示されているので、すぐに見分けることが可能です。海外から購入する場合は海外のネット通販サイトを利用する場合が多いでしょうから、パッケージ写真をしっかりと見るようにしましょう。もしも、パッケージをよく見られないのなら、どこの国のインターネット通販なのか確認することが大切です。ほとんどの場合は、自国のDVDを販売しているでしょうから、リージョンコードを予測するのは難しくはありません。
解除できるが違法行為になる可能性がある
パソコンを利用して特殊なソフトを使えば、DVDのリージョンコードの解除は可能です。しかし、日本の法律では違法になってしまう可能性があるので気をつけなければいけません。リージョンコードが設定されているDVDには、ほぼ間違いなくコピーガードが施されています。リージョンコードを解除する場合は、コピーガードを外す必要もあります。そのコピーガードを外す行為が違法となってしまうので、リージョンコードを解除するのは難しいといえるのです。商用利用ではなく私的利用なので大丈夫と考えるかもしれませんが、利用方法によっての違いはなく違法なので注意しましょう。
再生機のリージョンコードを変更できる場合がある
違法になるのなら、リージョンコードが日本とは違うDVDは絶対に見られないと考えるかもしれません。しかし、再生機のリージョンを変更できれば、問題なく見られるようになります。家庭用の再生機でも、パソコンのDVDドライブでも行える可能性があるので、興味があるのなら調べてみましょう。ただし、変更回数に制限がある場合も多く、それを超えてしまうとリージョンを戻せなくなってしまいます。もしも、自由にリージョンコード『2』以外のDVDを見たいのなら、リージョンフリーの再生機を手に入れましょう。そちらならば、どの番号にも対応しているため、問題なく好きなDVDを好きなだけ見られます。
リージョンコードは厄介なシステムですが、事前の確認を怠らないようにすれば、DVDを買ってから後悔することはありません。ちなみに、日本のネット通販サイトでも、リージョンコードが『2』ではないものが売られています。その場合は、並行輸入品などの文字が書かれているはずなので見逃さないようにしましょう。もしも、すでに購入してしまっているのなら、違法になならないために、機器のほうを工夫して再生できるようにするのが無難でしょう。どの国のものでも問題なく見られるリージョンフリーの機器を購入すれば、ストレスなく海外DVDを視聴できるようになります。
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