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21世紀に入り、映像技術は急速に進歩したと言われています。それ以前に普及していたDVDからブルーレイにシフトし、家庭で撮影をするにもブルーレイが主流となりました。しかし、ブルーレイと言っても種類はいくつかあります。ここでは、ブルーレイ関連の用語を解説します。
ブルーレイとはDVDの後継規格を指す光ディスクのことで、ディスクの再生や記録をする際に青紫色のレーザーを用いることからこの名が付けられました。青紫色ならば、ブルーではないではないか、と不思議に思う人もいるかもしれません。実際、青色と混同しないようにBlue rayという綴りではなく、Blu-rayという綴りにして商標化されているのです。DVDと比較をしても、ブルーレイの方が再生品質も6倍近く高く記憶容量も5倍以上の差があります。ただし、ブルーレイはわずかに傷が付いただけで読み取り不可となる可能性があるため、いくらDVDの後継規格と言っても、慎重に扱わなければなりません。
ブルーレイとDVDにはこのような違いがあり、ブルーレイはDVDプレイヤーでは再生できないと一般的に言われています。しかし、実はsdブルーレイであればDVDプレイヤーでも再生が可能です。
sdブルーレイとは標準画質のブルーレイのことです。DVDプレイヤーはsd画質で記録されたディスクを再生します。そのため、sd画質で記録をするsdブルーレイと互換性を持つことになり、問題なく再生できるのです。
一方、ブルーレイオーディオとはオーディオとあるようにブルーレイディスクに音源を記録したもので、CDでは記録できなかった大容量の音源やデータまでも記録できるディスクを言います。元々大容量を記録できるブルーレイディスクに、音源データのみを大量に記録させていることからブルーレイ以前の規格では実現できなかった、高音質かつリアルな音楽を楽しめるのです。
UHDブルーレイとはUltra HD Blu-rayのことで、4K放送に対応した光ディスクを言います。これにより、細かい部分まで鮮明に映せるようになりより高画質で映像を楽しめるようになりました。また、HDRを採用しているのも特徴です。
HDRとはハイ・ダイナミックレンジのことで、映像の明るさを細かく調整してより自然な映像を実現しています。例えば、今までは明るすぎて真っ白に見えていた部分でも、本来の色を表現することで微妙な明るさをも楽しめるのです。このような明るさの調整が可能になったのは、UHDブルーレイ最大の特徴とも言われている色域が広くからでもあります。色域とは表現できる色の範囲のことであり、UHDブルーレイでは自然界に存在する100%近い色を表現できます。
2Dブルーレイとは、普通のブルーレイのことです。なぜこのような名称なのかというと、簡単に言えば3Dブルーレイがあるためこれと区別するために付けられたからです。2Dブルーレイでも高画質な映像を楽しめますが、よりリアルさを求める人の中には3Dブルーレイを求める人もいます。
3Dブルーレイとは文字通りブルーレイを3D表示したものであり、まるで自分が映像の中に入り込んだかのような臨場感と迫力を感じられると言われています。
3Dブルーレイを楽しむためには、いくつかの準備が必要です。まずは3D再生に対応したブルーレイプレーヤーです。3Dブルーレイには、最新の圧縮技術が用いられているためそれに対応した機器でないと視聴ができません。また、3D視聴用のメガネも必要です。メガネと言っても、様々に種類があり仕組みも異なるためテレビのメーカーに対応したメガネの方が、トラブルなく見られるかもしれません。
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