/ カテゴリー: 写真スライドショーの作り方
結婚披露宴では、新郎新婦の成長記録や交際期間中に撮影した写真や動画などを編集して作成したオリジナルビデオを再生する場合があります。ほとんどの人はブライダル業者を通して、専門の制作会社に依頼してビデオを作成しています。専門業者にオリジナルのプロモーションビデオの制作を依頼すると10万円前後の費用が必要ですが、専用のソフトがあれば自宅のパソコンで安価な費用で自作することも可能です。
結婚披露宴用のビデオを自作する際は、いくつかの注意点があります。家庭用のテレビで再生する場合には画面の縦横比が16:9のワイド画面ですが、ホテルなどの会場の映像機器は4:3であるケースが多いです。式場の機器やスクリーンに合わせて画面の縦横比を設定する必要があります。
一般的に動画を自分で編集する際は、MP4形式のフォーマットで作成してデータDVDに記録する場合がほとんどです。これに対して結婚式場に持ち込む場合には、DVDデッキで再生可能なビデオ形式でなければなりません。MP4などの動画ファイルをデータとして光学メディアに記録するのではなく、オーサリングソフトを利用してデッキで再生可能な状態にしておく必要があります。
式場の大画面のスクリーンに映像を表示する際に、端の方が表示されない場合があります。テロップなどの文字を入れる場合には、画面の端の方がカットされることを想定して普段よりも内側に配置するようにしましょう。
ソフトを起動して表示させる画像ファイルを点線の枠内にドロップしてインポートします。画面右側のサムネイルを見ながら表示させる順番に入れ替えておきましょう。画像ごとに表示・切替時間(秒)を指定することができます。
文字入れなどの画像の編集やBGMを追加することができます。明るさやコントラストを画像ごとに設定することができるので、あらかじめ画像編集作業を行う必要はありません。自分で作成したオリジナル以外の音楽コンテンツを使用する場合には、著作権に注意しましょう。
文字追加:
音楽追加:
ファイル名や保存場所を指定し、画面の縦横比を式場の機器に合わせて変更してから「mp4として保存」を選択します。
ソフトを再起動して「DVD作成」に進み、作成したMP4形式の動画データをインポートしてDVDに焼きます。冒頭に数秒程度の無音タイトルを入れておくのと、必ずプレビュー機能を利用して確認するのを忘れないようにしましょう。
結婚披露宴用の写真スライドショーは通常の動画とは異なる点がいくつかあり、フリーソフトや他のソフトでは作成できない場合があります。動画を制作する段階で、画面の縦横比を式場の機器に合わせておく必要があります。式場の大画面で再生するとフレームの端の方がカットされてしまうことがあるので、文字入れをする場合には普段よりも画面の中央寄りにテキストボックスを配置しなければなりません。
「DVD Memory」であれば画面の縦横比を変更することができますし、テキストを配置する位置を自由に設定することができるという利点があります。光学メディアに書き込みをする段階で冒頭に数秒間の無音の静止画像を挿入することも可能なので、式の進行を妨げないようにすることができます。
「DVD Memory」は編集機能の自由度が高いため、式場のルールに従ってビデオを制作することが可能です。BGMやエフェクトを簡単に追加することもできるので、費用をかけずにプロ並みの高品質の写真スライドショーを作成して上映することができます。
結婚披露宴用のビデオを自作すれば費用を節約できるだけでなく、自分が思い描くようなスライドショーを制作して披露することができるというメリットがあります。ただし、式場の機器やスクリーンに合わせて動画を作成しなければなりません。「DVD Memory」を活用すれば、式場のルールに従って、披露宴で上映するためのビデオを簡単に自作することができるのでおすすめです。
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