/ カテゴリー: DVD焼く方法
DVDは温度管理されていて日光の当たらない場所であれば長期間保管しておくことができます。
しかし、DVDを再生するためには保管場所から取り出してDVDプレーヤーにセットする必要があります。そうするとDVDの大事な記録面を誤って素手で触ってしまったり傷をつけてしまったりすることがあります。
お気に入りのDVDほど頻繁に再生することになりますので、ダメージを与えて再生できないことになる可能性も高くなってしまいます。
DVDをコピーしてPCなどに保存することができればDVDにダメージを与えることなく何回でも再生することができます。
今回はDVDコピーソフトのDVD Shrinkの使い方についてご紹介します。
目次
DVD ShrinkはビデオDVDの内容をパソコンにコピーできるリッピングソフトです。
無料で利用できますが、2004年で開発が終了していますが、Windows 10でも動作可能ですのでご安心ください。
コピーしたデータはDVDフォルダもしくはISOイメージファイルへ出力することができます。
また、不要なタイトルや音声、字幕を削除した状態でコピーすることができます。
圧縮率を指定してオリジナルのサイズから小さなサイズへ圧縮してコピーすることが可能です。
その他の機能として、DVDのリージョンを変更したり無効化したりすることができます。
DVD Shrinkの公式サイトからDVD Shrinkの最新版をダウンロードすることができるのですが寄付をしないとダウンロードできないようです。
また、日本語版の配布はされていないようです。
公式サイトではありませんが、1stより日本語版のDVD Shrinkがダウンロードできます。
Step 1ダウンロード
1stへアクセスし画面下部にある「ダウンロード」ボタンをクリックします。
保存場所を適当な所に設定すると、dvdshrink32_jp_setup.exeのダウンロードが開始されます。
Step 2インストール
ダウンロードしたdvdshrink32_jp_setup.exeをダブルクリックして起動します。
1. 「DVD Shrink セットアップウィザードへようこそ」が表示されます。
「次へ」をクリックします。
2. 「ライセンス使用許諾」画面が表示されます。
「ライセンス使用許諾に同意します」にチェックを入れます。
3. 「次へ」をクリックします。
4. 「情報」画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。
5. 「出力先の選択」画面が表示されます。
デフォルト以外の場所にインストールしたい場合は「参照」をクリックしてフォルダを指定します。
6. 「次へ」をクリックします。
7. 「スタートメニューフォルダの選択」画面が表示されます。
スタートボタンをクリックしたときに表示されるフォルダをデフォルト以外にしたい場合は「参照」をクリックして指定します。
8. フォルダを作成しない場合は「スタートメニューフォルダを作成しない」にチェックを入れます。
9. 「次へ」をクリックします。
10 デスクトップアイコンを作成する:デスクトップにアイコンを作成するにはチェックを入れます。
クィック起動アイコンを作成する:タスクバーにアイコン表示する場合はチェックを入れます。
11. 「次へ」をクリックします。
12. 問題なければ「インストール」ボタンをクリックします。
13. 更新履歴を参照する:更新履歴を表示するにはチェックを入れます。
DVD Shrinkを起動:すぐにDVD Shrinkを立ち上げたい場合はチェックを入れます。
14. 「完了」をクリックします。
DVD Shrinkの設定は起動後にメニューバーから「編集」→「各種設定」を選択すると「DVD Shrink各種設定」画面が表示されます。
各種設定
1. 書き込み先のメディア容量を指定します。「DVD-5(4.7GB)」だとギリギリの容量で問題が発生する可能性がありますので、「Custom」で4430MBにするのが安全です。
2. 基本的にデフォルトのままで問題ありません。
マルチタスク優先を外すとDVDコピー処理が早くなりますが、他の作業を行うことが難しくなります。
プレビュー
3. システムに合わせて設定します。プレビュー時の設定となるためコピー時の品質には影響しないためデフォルト設定で問題ありません。
出力ファイル
マクロビジョンプロテクションの除去:マクロビジョンプロテクションはアナログ方式で録画機と接続してダビングを禁止する機能です。チェックを外して除去しないようにしてください。
P-UOPsの除去:チェックすると再生時に操作禁止となっている箇所で操作可能となります。
layer breakの除去:チェックすると2層式のDVDで1層から2層へまたぐ部分をスムースに再生します。
VOBファイルを1GB単位で分割する:チェックを必ず入れるようにしてください。
有効にしたストリームの論理的リマッピング:チェックを入れると字幕を除去したり特典映像を除去したりした場合のメニューの順番を振り直します。
ストリームの選択
4. 残したい字幕や音声を指定します。ファイルサイズを小さくしたい場合は最低限必要なものだけにします。
ファイルI/Oの設定
5. 基本的にはデフォルトのままで大丈夫です。動作が不安定な場合に設定変更してください。
6. 全てチェックを外してください。
まずパソコンのDVDドライブにコピーしたいDVDをセットし、その後にDVD Shrinkを起動します。
Step 1解析
1. 「ディスクを開く」をクリックします。
2. ポップアップした画面でDVDドライブを選択します。
3. 「OK」ボタンをクリックします。
4. DVDの解析が終わるとメニューや本編、特典映像、音声、字幕のファイルサイズが表示されます。メニューバー下に全体のファイルサイズを示すバーが表示されています。
全て緑の場合はコピー先のメディアに収まることを示しています。赤色がある場合はサイズがオーバーしていることを示しています。
Step 2字幕の選択
ファイルサイズがコピー先のDVD-Rに収まるようにする操作について説明します。
1. 不要な音声や字幕を除外するにはチェックを外します。
2. 圧縮率を変更するにはカスタムを選択して、スライドバーで変更します。
Step 3コンテンツの選択
圧縮率を高くすると画質は悪くなります。コピーするのは本編だけでいいから極力画質を悪くしたくないという場合は次の操作でコンテンツを選択することができます。
3. メニューバーより「再編集」をクリックします。
4. 残したいタイトル上で右クリックして「追加」を選択すると左側に追加されます。
5. タイトルの中身を確認するためにプレビューすることができます。
Step 4DVDのコピー
DVDをPCへコピーする操作を示します。
1. メニューバーの「バックアップ」をクリックします。
2. ポップアップした画面の「出力先デバイスの選択」タブで
出力先デバイスの選択:フォルダ形式で保存する場合はハードディスクフォルダ、ISOで保存する場合は「ISOイメージファイル」を選択します。
3. 「OK」ボタンをクリックするとコピーが開始されます。
DVD ShrinkでDVDがコピーできない場合の原因には2つ考えられます。
それぞれの原因について対処法を説明します。
1. DVDメディアの汚れや破損によるもの
DVDが読み取れないような汚れやキズなどの破損がある場合はメディアをメガネふきの布で清掃してみてください。
2. コピーガードのため
DVD Shrinkは2004年に開発が終了しているため新しいコピーガードには対応できていません。
別のリッピングソフトを利用する必要があります。
1. DVD-Rへの書き込みにはライティングソフトが必要
DVD Shrinkはリッピングソフトですので、リッピングしたデータを別のDVD-Rへ書き込みするには別途、ライティングソフトが必要です。
2. 法的な問題
現行の著作権法では個人的な利用のためのコピーでも、コピーガードが施されているDVDをコピーすることは違法となります。
3. DVD Shrinkが起動しない場合
2004年に開発が終了しているため、Windows 10やWindows 11は動作対象外です。
ご自分の環境で起動しない場合はXP互換モードで動作させることにより起動できる可能性があります。
DVD Shrinkはすでに開発終了となっているソフトですが、DVDコピー時に圧縮率を設定したり、不要なタイトルを除外したりできる非常に便利なソフトです。
今回は設定や使い方を中心にDVD Shrinkを紹介しました。
> DVD作成の基本とコツ > DVD焼く方法 > DVD Shrinkをダウンロードする方法・使い方を完全解説!!